大学受験に家庭教師が向いているタイプは?

大学受験を考えた時、全部独学で勉強するのは至難の業。

予備校や家庭教師に勉強を教えてもらおう、と考える人も多いはず。

しかしその際迷うのが「家庭教師と予備校、どちらにすればいいの?」ということ。

実は、その人のタイプによって、どちらを選べばいいのかは違うんです!

合わない方を選んでしまうと、せっかく頑張っても全然成績が上がらない!なんていうことも……

今回は、家庭教師での大学受験について

「塾や予備校と比較したときのメリット」
「どんな人に向いているか」

を解説します。

自分は家庭教師に向いているのか?を見極めて、自分に合った方法で大学受験に臨みましょう!

家庭教師で大学受験するときのメリット

予備校や集団塾と比べた家庭教師のメリットは、なんと言っても以下の2点です。
・自分に合った勉強方法が分かる
・完全オーダーメイドの授業を受けられる

特に「自分に合った勉強方法を知れる」というのは、受験時だけでなく大学に入ってからの大きな強みになります。
というのも、大学に入ったら自分で課題を見つけ、計画を立てて自分で学びを深めなくてはいけないからです。

その際に、家庭教師の先生から教わった「授業時以外にどうやって自習するか」はとても役に立つ考えかた。

大学に合格するだけでなく、その後もしっかりと勉強できる力を身に着けたい人にうってつけと言えるでしょう。

もちろん、自分に合わせて自由に授業をカスタマイズできるので、同じ時間を使ってもより効率よく勉強できるのも家庭教師の利点。
より具体的に言えば以下のようになります。

・自分の苦手な部分だけを効率よく勉強できる
・自分のレベルに合った授業を受けられる
・スケジュールを自分の都合に合わせやすい
・志望校対策がピンポイントでできる

塾だとカリキュラムがあらかじめ決められています。
全体をまんべんなく学ぶため、わかっている部分に時間が割かれていたり、逆にわからない部分がサラッと終わってしまったりすることも。

また、志望校対策も『GMARCH』といった学群で分けられてしまうことが多いため、「〇〇大学◇学科の対策」といったピンポイントな練習はできないことがほとんど。

家庭教師では必要な部分だけを教えてもらえるので、入試までの限られた時間を有効活用できます。
部活を最後まで頑張りたい人や、より短期間で成績を上げたい人にも向いています。

家庭教師で大学受験するときのデメリット

勉強する生徒

では逆に、家庭教師のデメリットはあるのでしょうか?
以下の3点が、家庭教師のデメリットと一般的には言われています。

・1時間あたりの学費が高い
・入試情報を得るために自分で努力する必要がある
・他者からの刺激が受けられない

この中で一番気になるのが、「学費について」ではないでしょうか。
しかし実は、最終的にかかった学費で比べるなら、予備校と同じかそれ以下になることも多いんですよ。

「家庭教師のほうが授業時間あたりの学費が高い」のは事実なのですが、家庭教師は予備校に比べて効率の良い授業をするため、授業数そのものは少なくなることがほとんど。
ですから、トータルコストで比べると額に差が出ない場合もあるんですよ。

また、予備校や塾の場合は、校舎に行けば志望校について過去問を見たり、説明会の日程を知ったりといった情報を得られます。
大手になると、予備校に担当者が来て大学説明会が開かれることも。

それに対し、家庭教師の場合は、オープンキャンパスや入試についての情報が欲しかったら、自分で動かなくてはいけません。

一緒に勉強する仲間もいないので、「友達と競い合うことでやる気が出る!」「自分での情報収集はちょっと心配」という人は集団の予備校のほうが向いているかもしれません。

家庭教師と個別指導、大学受験での違いは?

筆記用具

最近では『完全1対1個別指導』の個別指導予備校や塾も数多くあります。
どちらも完全オーダーメイドの授業で効率よく勉強できるので、「家庭教師と何が違うの?」と思われがちです。

家庭教師と個別指導の違いは以下の3つです。
・自習室などの環境
・通学の必要性
・家庭とのコミュニケーション

個別指導ですと、通っている校舎で自習室を使えたり、参考書や過去問を見られたりしますが、家庭教師の場合はそれがありません。
代わりに通学の必要がないので、時間のロスを減らせます。

また先生が直接家に来る家庭教師と、生徒が校舎に行く個別指導では、生徒の家庭と講師の距離がまったく違います。
実際の家や環境の様子まで見てもらってよりきめ細かい勉強のアドバイスを貰いたい人は家庭教師を、家だと集中しにくいという人は個別指導を選ぶといいでしょう。

家庭教師で大学受験するべきなのはこんな人!

勉強

大学受験を考えた時、家庭教師を頼むことをおすすめするのは以下のタイプの人です。

・自分に合った勉強の方法を知り、大学に入っても自学自習できるようになりたい人
・部活や習い事などで忙しい人
・通学時間などをなくし、より短期間で効率よく成績を上げたい人

大学受験は科目数が多く範囲も広いので、いかに自分に適した方法で勉強できるか、といういう点が大事。
家庭教師や予備校、個別指導の中からどれを選ぶかは、成績向上の重要な要素となります。

自分のスタイルに適した形で勉強して、志望校合格を勝ち取りましょう!