お子さんが不登校になり学習面を心配している保護者の方は多いのではないでしょうか。
学校での勉強に遅れそうだと、不安になりますよね。
とはいえ、
・子どもが安心して勉強をするにはどうしたら良いのだろう。
・家庭教師を考えているが、不登校の子にも合うのか。
などと悩んでいる方もいるかもしれません。
そこでこの記事では教育学科を卒業し、学校・塾などの教育現場で働いた筆者が「不登校の子に家庭教師がおすすめである理由」を解説していきたいと思います。
具体的には、
・不登校の現状
・家庭教師で学ぶメリット
・家庭教師の費用
・利用者の声
という順番で解説をしていきます。
2分程度で読める上に、安心してお子さんに家庭教師をつけることができるようになります。
ぜひ見てみてください!
増え続けている不登校
不登校は平成24年から増え続け、令和元年には過去最高の数字になっています。
(文部科学省調べ※以下の資料のp.71に記載)
https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf
不登校の原因として、「不安感」や「友達・親との関係」などが挙げられています。
データを見ると、不登校はけっして珍しくないということが分かるでしょう。
誰もが不登校になる可能性があるといえます。
筆者も学校現場で働いた経験がありますが、毎日かなり目まぐるしく授業や行事が行われます。
多くの場合クラスにはたくさんの生徒がいるのもかかわらず、担任は大人1人です。
生徒自身に何かがあったとしても、なかなか相談相手がいないということは1つの原因としてあるでしょう。
しかし、不登校支援センターやフリースクールなど解決や相談にのってくれる場所は学校以外にもあります。
親としては、なんとしても学校に行かせようと必死かもしれません。
しかし、外部機関を活用していくことで親としても気持ちが楽になるでしょう。
お子さんも学校に行きやすくなるかもしれませんね。
外部機関の1つである「家庭教師」はオススメです。
次の項目でくわしく説明をしていきたいと思います。
不登校の子が家庭教師で学ぶメリット
不登校の子が家庭教師で学ぶメリットとして、以下の理由が考えられます。
・子どもに合った先生を選ぶことができる
・心のケアもできる
・子どもが始めやすい
順番に解説をしていきたいと思います。
子どもに合った先生を選ぶことができる
家庭教師であれば、先生を自由に選ぶことができます。
例えば、先生の雰囲気が子どもに合わなければ変更することもできるのです。
この「先生を選べる」という制度は、不登校の生徒にとって重要であることが多いです。
というのも、不登校の子は対人関係でイヤな思いをしているケースがあるからです。
友人や教師との関係がきっかけで不登校になった生徒もいるでしょう。
そんな生徒がさらに対人関係でイヤな思いをしたら、心を閉ざしてしまうかもしれません。
塾などでは先生を指定することは難しいですが、家庭教師では比較的簡単に行うことができるのは大きな魅力でしょう。
心のケアもできる
お子さんの学習面の遅れも心配ですが、心のことも心配ではありませんか?
どれだけ学力がついたとしても、お子さんの気持ちが不安定であれば学校に行くことは難しいですよね。
家庭教師であれば、メンタル面のサポートが充実していることが多くあります。
特に大手の家庭教師サービスであれば、教育プランナーやカウンセラーを用意しているケースもあるため気軽に相談することもできるのです。
子どもが始めやすい
家庭教師であれば自宅で始めることができますし、友達と会うこともありません。
学習を始めるきっかけとしては、とても良いのではないでしょうか。
また学習中は親が何度か様子を見に行くこともできますので、子どもは安心して学習に取り組むことができるでしょう。
塾であれば、大勢で授業を受けることになるので他人の目が気になってしまうこともあるでしょう。
家庭教師は誰にも見られず静かな環境で学習に取り組むことができます。
家庭教師をつける費用
家庭教師の相場については、だいたい1回2000円〜6000円辺りになるようです。
大手になると、少し割高になってしまいますね。
とはいえ、企業ごとにそこまで大きな差はありません。
大事なのは、不登校の子への指導に力を入れているかどうかではないでしょうか。
基本的には、企業側で取り組みをしている場合はサイト上で公開をしています。
(不登校生の声・専門家の紹介など)
ですので費用も大切ですが、取り組みの様子などを見ていくのも重要だといえるかもしれません。
利用者の声
不登校生が家庭教師を利用するケースは多いです。
・勉強が大幅に遅れてしまったため、学校に復帰できない。
・昼夜逆転の生活になってしまい、どうしたらいいかわからない。
というように、復帰まで時間がかかりそうな生徒は家庭教師を始めることがあります。
家庭教師側が目標プランを決めて、生徒のモチベーションを上げることで志望校に合格したという声も挙がっています。
他にも昼夜逆転してしまった生徒に夜間での学習をすることで、学校に行けるようになったケースもあります。
1人ひとりに寄り添った手厚い指導があるのは、家庭教師の魅力ではないでしょうか。
まとめ
お子さんが不登校になると、不安は大きくなりますね。
「いつになれば学校に行けるのだろう」と悩む方もいるのではないでしょうか。
家庭教師での学習をすることで、お子さんが大きく成長できる可能性もあります。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。