東京で家庭教師を利用する人の割合は?進学率と合わせて紹介

不安定な社会を生き抜くために、子供にいい大学に入って欲しい願う親御さんは少なくありません。

そこで気になるのがそれぞれの学校の進学実績や、合格のために塾や家庭教師を活用する必要があるかどうかという点です。

特に都市部では選択肢が無数にあるため、本当にいいものがどれか分からないという声も耳にします。

この記事では東京都を例に、「直近の進学状況」や「学校以外の学習手段のうちどれが人気なのか」についてご紹介します。

東京都の進学状況

東京都ではどのくらいの方が進学をするのでしょうか?

東京都教育委員会が公表する公立学校統計調査によると、2020年度の中学卒業者の進学率は98.5%、高校卒業者の進学率は52.8%となり、ここ数年の進学率は増加傾向にあります。

半数以上の方が進学を希望するため、進路の選択肢を増やすために試験で良い点数を取れるように準備をしておくことが非常に重要になります。

試験直前の対策も必要ですが、暗記力だけで解ける問題が一定数あったセンター試験が廃止され、思考力を問う大学入学共通テストが始まるなど、試験対策が一筋縄ではいかなくなっているという現状もあります。

新たな枠組みで必要とされる思考力は、長い時間をかけてトレーニングすることで身につく能力のため、早い段階から思考・判断・表現力を養う必要があります。

勉強のやり方が身についている学生にとっては自然とできることかもしれませんが、学習習慣から身につける必要がある場合には、専門のノウハウを備えた講師から学ぶのが最適です。
高校生の進路
この場合によく利用されるのが、
1) 映像授業を中心とした塾
2) 1対多の対面授業を行う塾
3) マンツーマンの家庭教師
の3つです。

それぞれの選択肢に一長一短がありますが、学力を伸ばすことに焦点を当てるのであれば家庭教師がオススメです。

家庭教師を利用するメリット

家庭教師は、生徒一人一人のレベルや性格に合わせた指導ができるため、必要な内容に絞って勉強することができます。

また、定期テスト対策だけでなく、内申点を上げるための予習復習法などのような日頃の取り組み方にもアドバイスをもらうことができます。

さらに、質問がしやすい環境にあるので、分からない点や苦手な分野を残しにくいという利点があります。

大学生の方が家庭教師に来てくれる場合もありますが、東京都にはハイレベルな大学が多くあるため、近い年齢の講師から質の高い授業が受けられる可能性が高いです。

実際に、家庭教師に来てくれた先生が、同じ高校から目標とする大学へ行った先輩だったという例もあり、生徒にとって良いロールモデルになってくれることもあります。

家庭教師を利用するデメリット

家庭教師を活用するのが教育面において優れていることは事実なのですが、デメリットも存在します。

多くの方が懸念するのが受講料です。

マンツーマンとなる分、塾と比較して価格が高くなる傾向にあります。

大手の家庭教師事業者の例では、1コマ(90分)あたり、中学生で4000円前後、高校生で5000円前後になります。

ただし、生徒が普段使っている教材を中心に学習を進めることができるため、教材費がかからないことや、塾への移動時間がかからないという便利さもあります。

また、講師との相性を心配される方も多く見受けられます。

個別指導だと関わる時間も長くなるため、生徒と講師の相性がより重要になってきます。

家庭教師では合わないと思ったらすぐに変更をしてもらえることが一般的なので、子供と講師のやり取りを見ながら、必要があれば交代をお願いすることが必要になるかもしれません。

家庭教師を利用する世帯は約25%

文部科学省が発表した「平成26年 子供の学習費調査」によると、中学生の家庭教師費を支出したことがあると回答した家庭は、公立中学で26.8%、私立中学で23.0%となり、約4世帯に1世帯は家庭教師を利用していることになります。東京都に限って見るとその割合はさらに高いと予想されます。

一昔前は人づてに家庭教師を依頼することも少なくはありませんでしたが、現在では家庭教師の派遣業者も多く、明朗な会計で質の高い教育にアクセスすることができるようになっていることが人気の要因と言われています。

また、昨今の外出自粛のムードの中では不特定多数の人と顔を合わせる環境よりも、オンラインや自宅に来てもらうタイプの授業の需要が増しています。

個別指導のメリットを生かしたい場合には家庭教師を検討するのも1つの手段です。

まとめ

なかなか独学では難しい高校入試、大学入試を成功に導くために、家庭教師は優れた選択肢になってくれます。

特に東京都では優れた家庭教師を簡単に見つけられるので、家庭の状況に合わせた条件から探して見るのが良いでしょう。

オーダーメイドの学習で、お子さんの目標達成を手助けすることが大切です。