家庭教師のマッチングを成功させるための10のポイント

いざ家庭教師を採用しようと思っても、業者の種類の多さに困惑してしまうという意見を耳にします。

優れた家庭教師を見つけられるとお子さんの成長に大きなプラスになる一方で、相性の合わない方にお願いしてしまうと、時間やお金を無駄にすることになってしまいます。

ミスマッチを避けるためにも、本契約の前に親御さんはいくつかのポイントを確認しておく必要があります。

この記事では、家庭教師選びを成功させる10のポイントをご紹介します。

子どものモチベーションに合わせた講師を選ぶ

お子さんが何を目指して勉強をするのかと、どのような講師を選ぶのかは強くリンクしています。

例えば、勉強の習慣を身につける段階の生徒さんに、難関受験専門の家庭教師をつけると、どちらの良さも引き出されません。

そこで、今のお子さんの状況をきちんと見極め、家庭教師を選ぶ前に、必要とする家庭教師像を描いておくと良いでしょう。

体験授業で子どもとの接し方を見る

生徒と講師の間の性格的な相性というものも無視できません。

どんな先生となら馬が合うのかを予想するのは難しいので、一旦は体験授業でコミュニケーションに問題がないかを見ておくのが良いでしょう。

子どもの個性を理解して、それに合わせた対応が取れる先生を選ぶことが大切です。
体験授業を受ける生徒

講師の経験をチェックする

家庭教師の世界は出入りが激しく、経験の浅い講師も少なくありません。

経験の長さはその講師を信頼できるかを測る指標の1つにはなるので、プロ講師であれば3年以上、大学生であれば1年以上の経験のある人を選ぶようにしましょう。

また、過去の生徒さんをどのくらい伸ばしたかなどについても、聞ける範囲で聞いておくと過度な期待をしなくなるかもしれません。

講師の得意科目を確認する

家庭教師では複数の科目を1人の先生に教わることが多いです。

そのため、教科間で教え方にムラができてしまうということもあります。

生徒が伸ばしたい科目と、講師が得意な科目が出来る限り一致するような状態を目指すのが良いでしょう。

需要の高い時期に探さない

新年度が始まる4月や、部活が終わり勉強に専念する学生が増える8,9月は家庭教師の需要が高まるため、良い講師を見つけることが難しくなります。

そのため、受験学年の前年の冬ごろには家庭教師を見つけて、長期的な関係を続けるのが良いでしょう。

早めに探し始めることで、もし講師を変える場合にも時間的なゆとりがあるので、ストレスを最低限に抑えることができます。

派遣会社が企業として信頼できるかを確認する

家庭教師の派遣会社はサービスの質がピンからキリまで異なります。

しっかりとした選考基準も持って採用しているか、研修は充実しているかなどもHPでチェックし、1企業の運営体制として真っ当なところを選ぶようにしましょう。

また、派遣会社都合で先生の交代を求められるケースもあるので、そのようなことが起きないかを事前に確認しておくと安心です。

家庭教師ランキングに惑わされない

ネット上に存在する多くの家庭教師ランキングは、仲介手数料を目的としたアフィリエイトサイトなので、あまり鵜呑みにする必要はありません。

全国展開していなくても、地域に根ざした優れた家庭教師派遣会社もあるので、ネットの情報とリアルな情報をバランスよく取り入れることが大切です。

口コミを参考にする

候補となる会社が見つかったら、実際に利用している人の口コミを参考にしてみましょう。

SNSなどでもコメントを投稿している親御さんがいますし、生徒側からの意見も多く手に入ります。

満足度は先生次第という側面もありますが、全体的な傾向として、候補となる会社のレビューを確認することは有効です。
口コミ

時間の融通がきく家庭教師を選ぶ

部活をやっているお子さんであれば、たまに帰宅が遅くなることもあるでしょう。

そのような場合に日時の変更を調整しやすい家庭教師や派遣会社を選ぶと良いでしょう。

講師が近くに住んでいて、比較的柔軟に対応してもらえると学校行事などとの併用がしやすくなります。

長期に渡って指導できるかを確認する

講師の変更は生徒にとっては大きな影響があります。

そのため、いい講師が見つかった場合には出来るだけ長期に渡って指導をしてもらえることが望ましいです。

講師によっては「実はあと1年で退職」ということもあるので、中学2年生の親御さんであれば「高校入試まで見てもらえるか」など、求める期間まで働いてもらえる可能性が高いかどうかを確認することが重要です。

まとめ

家庭教師選びはお子さんの学習効率を左右する非常に重要なプロセスです。
今回ご紹介した10のポイントに気をつけることで、よくある家庭教師選びの失敗を避けることができます。
ぜひ参考にしてみてください。