コロナ禍によって学校の授業が思うように進まなかったり、集団指導の学習塾でも感染のリスクがあるため、「オンライン家庭教師」を選ぶ家庭が増えています。
今回はオンライン家庭教師に切り替えるメリットについてお伝えしていきます。
【この記事を読んでわかること】
・オンライン家庭教師の3つのメリット
・始める際の注意点
オンライン家庭教師の3つのメリット
選択肢が豊富で時間帯も自由
スカイプやzoomといったオンライン授業を行えるアプリを利用するため、全国どこに住んでいたとしても、都内の難関校を志望している生徒を対応しているような「実績のある講師」の授業を受けることが可能です。
通常の家庭教師では地元の学生や、地元に学校の受験に精通した講師しか選択肢がありません。この選択肢の充実度は大きなメリットです。
塾などと違って交通にかかる時間もまったく考慮する必要がないので、「空きの時間を有意義に活用」できます。
習い事と夕食の間に1時間の時間があれば問題なくオンライン家庭教師の授業を受けられるのです。
もっとも効率良く学習できるスタイルがオンライン家庭教師でしょう。
完全に個別対応
問題集を解いていて模範解答を見ても理解できない問題があります。
塾で扱った問題や、塾の模試に出題された問題でも自分で解決できない場合があります。
それを写真に撮り、スカイプのチャットで送信すれば、すぐに対応してくれるのがオンライン家庭教師です。
集団指導ではわからない部分が出てきてもどんどん進んでしまいますが、オンライン家庭教師であれば「完全個別対応」で、知識があやふやな部分を徹底的に潰すことができるのです。
本当に理解して次の単元に進むことができます。
コストが安く、相性のいい講師を選びやすい
オンライン家庭教師のコストについては目指す学校や、依頼する講師に実績によって左右されるものの、「コストは抑えることができます」。
理由は「交通費がかからないこと」、「必要な科目だけ受講できること」、「ニーズに合わせた講師を選ぶことができること」です。
学校の授業内容レベルの質問対応であれば、1時間あたりの料金が安い講師を選択することが可能です。
講師をチェンジすることもできますので、子どもに合わないと感じた場合は「他の講師に依頼することも簡単」です。
スカイプを利用したオンライン授業の注意点とメリット
インターネット速度
オンライン授業ではさまざまなアプリを利用したサービスがあります。
特に多いのが「スカイプ」を使ったオンライン授業サービスです。
最近だと「Zoom」も有名になってきていますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
例えば、「講師1名に対して生徒が30名」といったような集団指導では一般的にZoomを利用します。
スカイプは1対1のやりとりをメインにして設計されているのに対し、Zoomは複数のミーティングを行うことをメインにして設計されているからです。
そのためZoomはデータ通信量が少なく接続は安定しやすいという特徴があります。
一方でスカイプはデータ通信量が多いので、インターネットの回線状態によっては接続が不安定になります。
ただし参加者が多くなればなるほど通信量が多くなるので、1対1のオンライン家庭教師の授業ではほとんど問題はありません。
光回線であれば支障はないでしょう。
念のためインターネット速度を上り・下りともに事前に計測しておき、「1.5Mbps」以上あるかどうかは確認しておいてください。
(時間帯で変動し、利用者の増える夜の時間帯に速度が低下します)
【インターネット速度が遅い場合の対処法】
① 光回線にする(ただし実際に計測すると限界値とはかなり乖離しています)
② 他のインターネット接続を授業中はすべてはずしておく
③ 無線によるWi-fiの接続を有線による接続に替える(大幅に速度アップします)
上りのインターネット速度の方が遅くなります。遅すぎる場合、講師側に生徒の動きがかくかくして見づらかったり、声も途切れたりするので、こういった症状が出る場合は改善が必要になります。
スカイプのメリット
スカイプは会議室のURLを用意し、そこに招待するような形式ではありません。
電話をかけるように相手に繋げることができます。
アカウントが事前に必要なのですが、直接的に連絡が取れるのですぐに授業を始めることができますし、第三者が勝手に入ってくるようなことができないのでセキュリティにも優れています。
またチャット機能も気軽に利用できるため、そこで扱いたい問題を送信したり、授業時間の変更や追加をリクエストしたり、質問することもできます。お互いにコミュニケーションがとりやすいというのがスカイプのメリットです。
オンライン授業では、講師・生徒・保護者の三者が同じ方向に向かって協力して進むことや、情報を共有してより効果を高めための計画を練ることが重要です。
そうしなければ単なるマイペースの質問受け授業になってしまい、希望している成果が出ないケースがあります。
授業前後を含め、講師と保護者のコミュニケーションの機会を増やしていくことは大切になるのです。
ぜひスカイプのメリットを活かして学習効率を高めてください。