家庭教師をつけようか迷うこともありますよね。
とはいえ、
・発達障害の子が家庭教師で学習すると効果はあるのか
・子どもが家庭教師とトラブルになったらどうしよう
などの不安をもっている方もいるのではないかと思います。
そこでこの記事では、特別支援学校の免許をもち発達障害に関わった筆者が「発達障害の子どもが家庭教師で学ぶメリット」について書いていきたいと思います。
具体的には
・発達障害について
・家庭教師で学ぶメリット
・勉強に意欲的な子は多い
といった順番に書いていきます。
この記事を読むことで、家庭教師に安心して勉強を任せることができるようになるでしょう。
3分程度で読むことができますので、ぜひ見てみてください!
発達障害について
症状には、
・自閉症
・アスペルガー障害
・ADHD
・LD(学習障害)
などがあります。
勉強をする上で、1つのことをなかなか覚えることができなかったり長時間集中することが難しかったりすることがあります。
そのため「集団で学ぶことが難しい・学習内容に遅れが出る」ということはよくあります。
学校現場などでは、クラスの人数が多くいるため障害を持つ子は手厚く指導を受けることが難しいです。
ですので、他の子よりも劣等感をもって自信を失ってしまうこともあるでしょう。
場合によっては、教員から強く叱られてしまうことがあるかもしれません。
しかし、障害をもっていることはけっして悪いことではありません。
自分にしかない個性を持っていたり、突出した才能をもっていたりするケースもあります。
障害を持った子が勉強しやすいような環境を親が作ることで、輝いていけることもたくさんあるのです。
家庭教師で学習するメリット
・子どものペースに寄り添ってくれる
・静かな環境で学習できる
・障害特性に合わせた指導を受けられる
順番に解説していきます。
01子どものペースに寄り添ってくれる
常に子どもの様子を確認しながら指導をしてもらうことができます。
かなり学習しやすくなるでしょう。
また塾などで学習をした場合、テキストなどが発達障害の子に合わない可能性があります。
理解できないまま、授業が進んでいったとしたらつらいですよね。
しかし家庭教師であれば文字を大きくして見せてあげたり、取り組む順番を示してあげるなど子どもに合った配慮をしてくれることがあります。
家庭教師では、さまざまな企業が発達障害の子に合わせた専用のコースを用意しています。
子どもは安心して取り組むことができるでしょう。
02静かな環境で学習できる
自閉症やADHDの子どもの中には、大きな音が苦手な子が多いです。
集団で学習した場合パニックになってしまったり、暴れ出してしまうことも考えられます。
感覚が繊細なのはとても良いことですが、勉強どころではなくなってしまいますね。
その点、家庭教師であれば大きな物音がありませんので落ち着いて学習することができます。
自分がいつも過ごしている場所(自宅)で静かに学習できれば学力が上がることも期待できるでしょう。
03障害特性に合わせた指導が受けられる
障害ごとに必要な支援の仕方も変わってきます。
特性に合わせた指導をしていくことが大切になります。
たとえば、自閉症の子どもは「見通しをもつことが苦手」といわれています。
家庭教師がつぎつぎに課題を出すと、混乱してしまうことがあります。
ですので、授業の最初に何を学習するか順番に提示すると良いといわれています。
またLD(学習障害)を持っている児童に対して、専用のシートを使って読みやすくなるよう工夫している会社もあります。
発達障害にくわしい講師が、専用の指導をしてくれるのは家庭教師で学習する大きな魅力だといえるでしょう。
実は勉強に意欲的な子も多い
お子さんの様子を見て、「勉強嫌いなのか・・・?」と不安になる保護者の方もいるのではないでしょうか。
しかし発達障害を持つ子でも、勉強に興味をもっている子はたくさんいます。
発達障害を持つ子は「できない」「失敗する」経験を多くしてきたので、自信をなくしてしまっているケースが多いのです。
筆者もいくつかの現場で発達障害の児童を見てきました。
大人がじっくりと子どもの話を聞いて、適切な支援をすることで勉強を頑張ってくれるケースが多くあります。
「学習はもういい・・・」と投げ出さず、お子さんの勉強を検討してみてください。
まとめ
実際に勉強が好きになったり、点数がアップしたという声も上がっています。
勉強嫌いなお子さんも、家庭教師をつけることでやる気を出すこともあり得るでしょう。
ぜひ1度検討してみてはいかがでしょうか。